XP祭りに参加して念願の「ふりかえり読本」を購入できまして これまでやってきた自分たちのふりかえりをふりかえりながら読んでみました。 ふりかえりを実践してきた人達でも、きっと学びがあると思います。
ざっくりどんな本なのか
正直、ふりかえりのプラクティスに関しては「アジャイルレトロスペクティブズ」や 「LEADER's KPT」など 様々な書籍があり、そちらを読んでみることお勧めしたい。
本書ではふりかえりを型分けして目的ごとに、プラクティス使い分けるアドバイスやふりかえり本質について焦点を当てていて ふりかえりをもっと上手にやりたい人や初めてやるがどうしたら良いかわからない人に向いていると感じました。 そして何より「ふりかえり」というカイゼン文化を広めたいという著者の思いが詰まっている書籍でした。
面白かった部分として「ふりかえりを8つの型に分ける」部分であり これまであまり意識していなかったが、ふりかえってみると確かに目的別に使い分けており それが言語化されたもの読むとチームの状態に対してより良い方法を選定することにも繋がる。
- 2章 ふりかえりを拡張する
- ふりかえりの型
- 型を使いこなすために
- 6章 学びを最大化する
読んだ方が良さそうな人
本書にも記載されているが、ふりかえりを初めてみようと考えている人、ふりかえりを実施しているがうまくいっていない人にお勧めしたい書籍だと思いました。
特にふりかえりを実施しているがうまくいっていない人は毎回ふりかえりの前に憂鬱な気持ちになっていないでしょうか?
私もうまくいっていないときは、「ふりかえり、やだなぁ...」と考えていた時期もありましたが、目的を明確にしたり、チームメンバーが参加しやすいアクティビティを取り入れることで 前向きに「ふりかえり」が出来るようになってくると毎週ふりかえりの時間が楽しみで仕方ないです。 楽しく実りのあるふりかえりを実践したい方は是非。
併せて読んだ方が良さそうな本
アジャイル関連の書籍はたくさんあるのですが「ふりかえり」の部分について焦点を当てている書籍です。 併せて読んでおくと理解が深まりやすいと思います。
アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
- 作者: Esther Derby,Diana Larsen,角征典
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 天野勝
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2019/04/11
- メディア: 単行本
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- 発売日: 2013/08/23
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最後に
アジャイルを組織に浸透させるのは、とても大変で場合によっては大きな抵抗にあう場合もあります。 自分たちの目的は「アジャイル」になることは非常に時間がかかることなので、 まずは立ち止まって分析しカイゼンすることを習慣づけしていくことが大切です。 そういった意味においても「ふりかえり」 は初めの一歩として非常に有効なので今後も継続的に組織に広げていこうと思います。