はじめに
2020/5/21(木)開催のGitOps Days 2020のDay2に参加してきましたので、 まとめていきたいと思います!
※1日目と同様に発表者ではなく、ただ聞くだけです。。。
1日目の参加レポートはこちらです。 cabi99.hatenablog.com
印象深かったセッションなど
ここでは印象深かったセッション(など)についてまとめていきます。 Day 1ではGitOpsを実際に導入するための具体的な技術をチームに定着させる方法やGitOpsの今後について説明するなど、 1つ1つのセッションが濃ゆい内容になります。
11:00 – 11:57 am PT: Flux and Helm: Intro and How to teach your teams – Stefan Prodan and Leigh Capili
@stefanprodanさん@capileighさんが従来のCI/CDパイプラインの課題を明確にし、GitOpsに変更する利点と具体的なデプロイの流れを説明しデモを見せてくれました。
従来のCI/CDの課題
従来のCI/CDではビルドとデリバリーを自動化できていましたが ここでの問題提起は監視や復旧といったオペレーション観点となっています。 CI/CDを導入しているチームに共通して抱えている課題のように感じます。
トレーサビリティ
- クラスターで実行されているアプリのバージョンを確認するか?
- 複数ビルドを並行して実行するとどうなるのか?
セキュリティ
ディザスターリカバリー
- インフラ依存関係に対処する方法は?
GitOpsに変更する利点
全体的にGitで宣言的に管理できるようになります。 これにより従来のようにrebuildする機会も減り、Gitのマニフェストを 前バージョンに戻すだけで切り戻しができるようになります。 OPAのようなポリシー適応はまだ実現していないので興味深いです。
- インフラストラクチャの変更についてPRsとレビューで協力できる
- 静的分析(OPA)でポリシーを適用できる
- rollbackとrevertが簡単
- 平均回復時間を短縮できる
GitOps準備
GitOps実現にあたって必要なものを説明しています。
必須
オペレーション
- リポジトリ変更を監視し、通知する
- 設定ドリフトを検出して修正する
- 設定とドリフトに関するアラート
- コミッターのバリデーションを行う
flux, helmを利用したGitOpsデモ
デモについては省略します。
fluxの使い方はこちらを参考にしてください。 cabi99.hatenablog.com
所感
2日目は1日目に説明した概念について具体的にデモをする場面が多いです。 これから導入する人や動作のイメージがわかない人向けのような気もしました。 2日間を通してGitOpsは概念であり、実現の方法が1つでないこと、そしてセキュリティに対して利点が多いこと。 これらが参加する前の自分になかった視点なのでとても参考になりました。 また、これらの新しい知識をプロダクトチームにoutputできるのでよりチームのDevOpsが促進することを楽しみにしています。 とても有益なイベントでしたので次回開催もぜひ参加したいと思います。